美味しいものと手作りと、その他もろもろ。
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桜井の駅から、すんなりと臨時バスに乗れたので一安心。
暖かい車内で少々ウトウト。
目が覚めたらもう談山(たんざん)神社、終点でした☆
バスから降りたらちょっと空気がひんやり。
確かにココは山の上なのでつね〜☆
ああ、やっぱり紅葉がきれい!
蘇我蝦夷と入鹿の親子が勢力をほしいままにしていた時代。
中臣鎌子(後の藤原鎌足)と、皇太子・中大兄皇子(後の天智天皇)が、飛鳥寺で開催された蹴鞠会(今で言えば、サッカー大会か?)で、出会った。
意気投合した?二人は、この多武峰(とうのみね)の山中に登って、「大化改新」となるクーデターの相談をしたわけでつね。
というわけで、後にこの山を「談い(かたらい)山」「談所ヶ森」と呼び、談山神社の社号の起こりとなったそうでつ。
鎌足の没後、長男の定慧和尚が、留学中の唐より帰国、父の由縁深い多武峰に墓を移し、十三重塔を建立し、大宝元年(701)に神殿が創建されたそうな。
拝殿の内側からも、紅葉の景色が美しい。。。。
・・・・んだけど、拝殿の中に常設されている「大化の改新」の絵巻には、中大兄皇子が、蘇我入鹿の首を刎ねたところまでしっかり描いてある。
はるかむかし、そんな血なまぐさいことがここで話し合われたなんて、ニンゲンってやつは。。。。。
さあ、最後のひとふんばり、ココから飛鳥の石舞台まで、軽く1時間よ〜♪
時間も余裕だし、なんて、足はダルダルだけど、ココロはるんるんしつつ、ハイキングコースの入口へ。
道が別れていて、標識に従い、山道に入る。
ゆるいけど、登りの山道が静かに続き、山登りが久しぶりなワタクシ、だんだん息が切れて参りました・・・・
ぜいぜいハアハアいいながらも、どんどん登って行く。
ん?登って行く?
ガイドブックには「緩やかな下りが続く、所々に石仏のある静かなコース」と書いてあるけど・・・・・・・????アレ??(ーー;)
おかしいなあ、標識もまったく見当たらない、けれど、踏み跡もきちんとあるし、ハイキングコースであることも間違いないみたいだし・・・・・
そのうち、車道に出たけれど、まったく車は通らず、ヒトも通らず。
牧場の横を通ったり、明日香クリーンセンター・・・・・???
ときどき、なんだか遠くに素晴らしい景色が見られて、でも、なんかそうとう上まで登っちゃってないか・・・・?
絶対これ、違う道だよお〜!!?
車道はウネウネと、まるでイロハ坂のように、一応どんどん下って行くのだけれど、いったいこの先、どこに行きつくのか?
明日香村じゃないところに出ちゃったらどうしよう?
だんだん陽が傾いて行き、心細くなってきた。
ようやく民家のあるところに降りた頃には、暗くなる寸前。
畑にいらしたおじさまに聞いたら、やっと「通るべき道」に戻った模様。。。。
さらに15分ほど歩き、すっかり薄暗くなった石舞台でトイレを借り、通りかかったバスに拾われて、宿のある甘樫丘に着いた頃には真っ暗なのだった。。。(T^T)
とはいえ、まだ5時半。
夕飯が6時だったので、しばらく案内された部屋で放心状態でした。。。。☆(。。)
明日香村の民宿の夕飯は、今の時期なら鶏肉を牛乳で煮る「飛鳥鍋」らしいんだけど、予約のときにうっかり言い忘れてたので、普通のご飯(笑)
でも、お野菜もお米も自家製だそうで、この品数!
「おばあちゃんちに遊びに来た孫」状態(笑)
味付けも、お砂糖をあまり使ってないようで、私にはちょうどよくて美味しかったよ〜♪
お腹がペッコペコだったので、おかずは完食、ご飯はお替わりしちまったい☆
それにしても、民宿というより民泊。
お部屋のひとつはおじいちゃんのお部屋だったようだし、お風呂もご家族と一緒のようで、ご家族の使うシャンプーやら石けんをお借りし、まるでカヲさんちに遊びに行った気分だったよ(笑)
トイレだけは3つあったけど。
山の辺の道と、最後の歩きを入れて、絶対30キロ近くは歩いてるハズ。
身体はものすごーく疲れてるはずなのに、なんだか精神的に冴えてしまって、珍しくなかなか寝付かれない。
あそこで標識さえ間違わなければ、とか、ちゃんとした地図を持って行くべきだったとか、後悔と反省がグルグルと頭の中を渦巻いてしまったりして。
あとから調べたら、一応、そのコースはあることはあるんだけど、めちゃめちゃ遠回りだったことが判明(笑)
ああでも。
とにかく無事でヨカッタ♪
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急に奈良に行こうと思い立ったのは、「田中一村展」が飛鳥万葉文化館で開かれていたからだった。
実は飛鳥は、万葉集好きだった15、6才からの私のアコガレの地で、インターネットなどなかった当時、1冊のガイドブックを買って眺めては、いろいろと妄想し、行ったつもりになっていたのだった。
オトナになったらいくらでも行けるチャンスはあったはずだけど、いまだに未訪で。
なんせ一日二日くらいでは見きれない!と思っていたからね(笑)
そして今やネットで高速バスや宿の予約もできる時代となり。
今回は、さくっと一人で行く予定だったのだけれども、カヲさんに会ったとき「高速バスで飛鳥に行ってくるけど一緒に行く?」と聞いてみたら、意外にも、後日「行くよ」との返事が☆
じゃあ、ついでにココも、ココも行きたいと、またしても盛りだくさんな旅程に、リュックひとつ担いで横浜駅東口のYCATから、奈良行きの高速バスに乗ったのだった。
高速バスは、ディズニーランドが始発らしく、日曜の夜だったのでけっこう満席。
ハシッコで一番後ろの席だったけど、一人づつの席が3列で、毛布も付いてるし、リクライニングもゆったり、トイレも付いててなかなか乗り心地がよかった。
空気枕をふくらませ、耳栓をし、アイマスクに乾燥予防のマスクと(カヲさんにあやし過ぎると言われたけど)、寝る準備万端。
しかし、あったかいかと思っていたら窓際は、予想以上に外気の冷たさが伝わってきて寒い。
途中、コートを着て毛布を被ってようやくぐっすり眠れた。
そして、翌早朝、天理へ到着。
予定よりも10分ほど早く着いてしまい、しかもまったくもって霧に包まれて何も見えない!
7時からオープンすると調べていたパン屋さんの前をウロウロするも、早過ぎて開けてとも言えず。。。しかたなくコンビニで揚げたてアメリカンドッグを買って、歩きながら朝ごはん。
天理の長い長い商店街(もちろんまだ閉まってる)を抜けたら、天理教の法被をきた老若男女がたくさん!
なんと、それは大きな大きなお寺がどどーん!とあって、どうやらそれは天理教の総本山なのだった。
ちょうど朝のお勤めが終わったばかりとみた。
そしてさらに歩いて行くと、ようやく石上(いそのかみ)神宮の標識が。
いよいよ山の辺の道の入口に立ったワタクシたち。
住宅の間を抜けて少し歩いたところに、出発地点である石上神宮に到着。
奈良出身の友人、あにゃるとんさんから聞いていた通り、境内にはたくさんの鶏がいた。
画像のは白いけど、キレイな色の尾の長い鶏もいて、雰囲気がやっぱり「神鶏」って感じよ!
で、なぜか気がつくと、神鶏さまたちがワタクシたちの回りにたくさん集まってきていて、ちょっとビビる。
す、すみません、な、なんにも持ってませんけど〜(汗)
さて、先は長いぞとそそくさと出発。
すれ違った地元のおばあちゃまに「あら〜、朝早うからご苦労様なことで、どちらからいらしたん?」と聞かれたので、「神奈川県から夜行バスできました」と言うと、「まああ〜何もええもんもないのに〜」と、ビックリされる(笑)
しばらく柿やみかんの畑の中を歩いて、これぞ「正しい日本の農村風景」みたいな感じが続く。
夜都伎神社を過ぎると、竹ノ内町環濠集落。
村の回りに濠を作り、敵から身を守ったそうなんだけど、敵って・・・?
今は、咲き終わりのコスモスが静かに朝露に揺れている平和な風景だけ。
相変わらず霧が立ちこめていて、空気が冷たい。
景色が見えないので、迷いそうになるも、途中の民家がやっている茶店に湯気が上がった鍋が見えて、ついフラフラと近寄って「おでん」を買う。
味のしみた大根が熱々でウマい。
ちょっと身体があたたまってエンジン全開だ〜♪
いよいよ古墳がいっぱいある地域に入りますですよ!
古墳と言っても、すぐ隣りに民家があったり、みかん畑だったり、もうすっかり日常の風景になじんでたりする(笑)
この古墳には、いったいどんな方が眠ってらしたんでしょう。
途中、大きな崇神天皇陵や、景行天皇陵という大きな古墳の横を通ると、ようやく霧が晴れてきて、景色が見えてきた。
ひろびろとした、田畑と、こんもりとした緑の丘、小さな家々。
そんなわけないんだけど、きっと飛鳥の時代からこんな感じだったんじゃなかろうかと思ってしまうほど、のどかな風景。
どんどんどんどん歩いては休み、休んでは歩き。
額田王(ぬかたのおおきみ)の歌碑のある所へ到着。
飛鳥から、近江の都へ移る時にこの道を通り、後ろの三輪山を振り返り「懐かしい三輪山を、雲よ、どうぞ今は隠さないでおくれ」と、読んだのだそうでつ。(つまり私たちとは逆へ進んでたわけ)
ああ、これですよこれ!
まさにワタクシのしたかった旅は。
飛鳥の、万葉のひとびとの、喜びや悲しみを身近くに感じながら歩きたかったのでつ。
山の辺の道は、東海道自然歩道でもあり、とてもよく整備されていて、トイレも茶店もそこここにあり、万葉歌碑もあったりして、ものすごく安心して歩けるルート。
ホントに踏破できるかね?なんて、当日朝までちょっぴり不安だったけど、予定通りお昼に大神(おおみわ)神社に到着!
無事踏破の御礼も兼ねて、しっかりお参りして、おみくじ引いたら「大吉」だった!
ひゃっほう!!
ここは、後ろにそびえる三輪のお山が本尊なので、本殿がない。
そして、全国の酒蔵にぶら下がってる、まんまるの杉飾りは、三輪の杉で作るので、全国の酒造会社からお供えの樽が来るんだって♪
お参りできてホッとしたところで、名物の三輪そうめんをどこかで食べることにする。
ガイドブックに載っていた「森正」というお店に行きたかったのだけど、ちょっと道からはずれてる。
ううん、時間ないから寄れないね〜、と言ってたのに、いつのまにか店の前に着いてた!
・・・あれえ?(^^;)
ま、食べてけってことよね、といいつつ、にゅうめん800円を注文。
あったかいにゅうめん、おいちかったでつ。
さあ、桜井の駅まで、ラストスパート!
とはいえ、相変わらずののんびりムードでほてほて歩く。
聖徳太子創建とされる「平等寺」へ寄ると、聖徳太子様の銅像と、ぶちゃいくなねこたんがひなたぼっこをしていた。
あったかそう。。。。♪
静かな集落を抜け、山の辺の道のゴール地点、大和川の「仏教伝来之地碑」に到着!
この碑、遠くからでも見えるようになのか、やたらデカイ(笑)
かの昔、交易するひとびとや、各国の大使も、難波津からこの大和川を船で遡ってきて、仏教もここから入ってきたんだって。
今はゆったりと静かなところだけれど、ここはきっとものすごく栄えて賑やかだったんだろうね。
護岸工事がしっかりとされ、土手には犬を散歩させている今のひとたちを見て、なんだか不思議な気持ちになってしまった。
1:35桜井の駅に到着。
うん、予想通り、いい感じよ〜♪
そしたら、次の目的地行きのバスが来ていたので、早速乗り込む。
予想よりも1本早いバスで、ラッキー☆
なんて思っていたのだけれど・・・・・・・
この後、その得した時間をすっかり失う大変な事態になることは、のんびりやのふたりは予想もしていなかったのだった・・・・・・
つーびーこんてにゅー☆
明けましておめでとうございます。
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