美味しいものと手作りと、その他もろもろ。
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急に奈良に行こうと思い立ったのは、「田中一村展」が飛鳥万葉文化館で開かれていたからだった。
実は飛鳥は、万葉集好きだった15、6才からの私のアコガレの地で、インターネットなどなかった当時、1冊のガイドブックを買って眺めては、いろいろと妄想し、行ったつもりになっていたのだった。
オトナになったらいくらでも行けるチャンスはあったはずだけど、いまだに未訪で。
なんせ一日二日くらいでは見きれない!と思っていたからね(笑)
そして今やネットで高速バスや宿の予約もできる時代となり。
今回は、さくっと一人で行く予定だったのだけれども、カヲさんに会ったとき「高速バスで飛鳥に行ってくるけど一緒に行く?」と聞いてみたら、意外にも、後日「行くよ」との返事が☆
じゃあ、ついでにココも、ココも行きたいと、またしても盛りだくさんな旅程に、リュックひとつ担いで横浜駅東口のYCATから、奈良行きの高速バスに乗ったのだった。
高速バスは、ディズニーランドが始発らしく、日曜の夜だったのでけっこう満席。
ハシッコで一番後ろの席だったけど、一人づつの席が3列で、毛布も付いてるし、リクライニングもゆったり、トイレも付いててなかなか乗り心地がよかった。
空気枕をふくらませ、耳栓をし、アイマスクに乾燥予防のマスクと(カヲさんにあやし過ぎると言われたけど)、寝る準備万端。
しかし、あったかいかと思っていたら窓際は、予想以上に外気の冷たさが伝わってきて寒い。
途中、コートを着て毛布を被ってようやくぐっすり眠れた。
そして、翌早朝、天理へ到着。
予定よりも10分ほど早く着いてしまい、しかもまったくもって霧に包まれて何も見えない!
7時からオープンすると調べていたパン屋さんの前をウロウロするも、早過ぎて開けてとも言えず。。。しかたなくコンビニで揚げたてアメリカンドッグを買って、歩きながら朝ごはん。
天理の長い長い商店街(もちろんまだ閉まってる)を抜けたら、天理教の法被をきた老若男女がたくさん!
なんと、それは大きな大きなお寺がどどーん!とあって、どうやらそれは天理教の総本山なのだった。
ちょうど朝のお勤めが終わったばかりとみた。
そしてさらに歩いて行くと、ようやく石上(いそのかみ)神宮の標識が。
いよいよ山の辺の道の入口に立ったワタクシたち。
住宅の間を抜けて少し歩いたところに、出発地点である石上神宮に到着。
奈良出身の友人、あにゃるとんさんから聞いていた通り、境内にはたくさんの鶏がいた。
画像のは白いけど、キレイな色の尾の長い鶏もいて、雰囲気がやっぱり「神鶏」って感じよ!
で、なぜか気がつくと、神鶏さまたちがワタクシたちの回りにたくさん集まってきていて、ちょっとビビる。
す、すみません、な、なんにも持ってませんけど〜(汗)
さて、先は長いぞとそそくさと出発。
すれ違った地元のおばあちゃまに「あら〜、朝早うからご苦労様なことで、どちらからいらしたん?」と聞かれたので、「神奈川県から夜行バスできました」と言うと、「まああ〜何もええもんもないのに〜」と、ビックリされる(笑)
しばらく柿やみかんの畑の中を歩いて、これぞ「正しい日本の農村風景」みたいな感じが続く。
夜都伎神社を過ぎると、竹ノ内町環濠集落。
村の回りに濠を作り、敵から身を守ったそうなんだけど、敵って・・・?
今は、咲き終わりのコスモスが静かに朝露に揺れている平和な風景だけ。
相変わらず霧が立ちこめていて、空気が冷たい。
景色が見えないので、迷いそうになるも、途中の民家がやっている茶店に湯気が上がった鍋が見えて、ついフラフラと近寄って「おでん」を買う。
味のしみた大根が熱々でウマい。
ちょっと身体があたたまってエンジン全開だ〜♪
いよいよ古墳がいっぱいある地域に入りますですよ!
古墳と言っても、すぐ隣りに民家があったり、みかん畑だったり、もうすっかり日常の風景になじんでたりする(笑)
この古墳には、いったいどんな方が眠ってらしたんでしょう。
途中、大きな崇神天皇陵や、景行天皇陵という大きな古墳の横を通ると、ようやく霧が晴れてきて、景色が見えてきた。
ひろびろとした、田畑と、こんもりとした緑の丘、小さな家々。
そんなわけないんだけど、きっと飛鳥の時代からこんな感じだったんじゃなかろうかと思ってしまうほど、のどかな風景。
どんどんどんどん歩いては休み、休んでは歩き。
額田王(ぬかたのおおきみ)の歌碑のある所へ到着。
飛鳥から、近江の都へ移る時にこの道を通り、後ろの三輪山を振り返り「懐かしい三輪山を、雲よ、どうぞ今は隠さないでおくれ」と、読んだのだそうでつ。(つまり私たちとは逆へ進んでたわけ)
ああ、これですよこれ!
まさにワタクシのしたかった旅は。
飛鳥の、万葉のひとびとの、喜びや悲しみを身近くに感じながら歩きたかったのでつ。
山の辺の道は、東海道自然歩道でもあり、とてもよく整備されていて、トイレも茶店もそこここにあり、万葉歌碑もあったりして、ものすごく安心して歩けるルート。
ホントに踏破できるかね?なんて、当日朝までちょっぴり不安だったけど、予定通りお昼に大神(おおみわ)神社に到着!
無事踏破の御礼も兼ねて、しっかりお参りして、おみくじ引いたら「大吉」だった!
ひゃっほう!!
ここは、後ろにそびえる三輪のお山が本尊なので、本殿がない。
そして、全国の酒蔵にぶら下がってる、まんまるの杉飾りは、三輪の杉で作るので、全国の酒造会社からお供えの樽が来るんだって♪
お参りできてホッとしたところで、名物の三輪そうめんをどこかで食べることにする。
ガイドブックに載っていた「森正」というお店に行きたかったのだけど、ちょっと道からはずれてる。
ううん、時間ないから寄れないね〜、と言ってたのに、いつのまにか店の前に着いてた!
・・・あれえ?(^^;)
ま、食べてけってことよね、といいつつ、にゅうめん800円を注文。
あったかいにゅうめん、おいちかったでつ。
さあ、桜井の駅まで、ラストスパート!
とはいえ、相変わらずののんびりムードでほてほて歩く。
聖徳太子創建とされる「平等寺」へ寄ると、聖徳太子様の銅像と、ぶちゃいくなねこたんがひなたぼっこをしていた。
あったかそう。。。。♪
静かな集落を抜け、山の辺の道のゴール地点、大和川の「仏教伝来之地碑」に到着!
この碑、遠くからでも見えるようになのか、やたらデカイ(笑)
かの昔、交易するひとびとや、各国の大使も、難波津からこの大和川を船で遡ってきて、仏教もここから入ってきたんだって。
今はゆったりと静かなところだけれど、ここはきっとものすごく栄えて賑やかだったんだろうね。
護岸工事がしっかりとされ、土手には犬を散歩させている今のひとたちを見て、なんだか不思議な気持ちになってしまった。
1:35桜井の駅に到着。
うん、予想通り、いい感じよ〜♪
そしたら、次の目的地行きのバスが来ていたので、早速乗り込む。
予想よりも1本早いバスで、ラッキー☆
なんて思っていたのだけれど・・・・・・・
この後、その得した時間をすっかり失う大変な事態になることは、のんびりやのふたりは予想もしていなかったのだった・・・・・・
つーびーこんてにゅー☆
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無題
ああ、奈良・・・なんにもなくっていいなぁ。私も万葉集の旅をしたくなりました。早朝に着いてしまうバスの旅ならではの朝景色。素敵です。そして茶店のおでんの美味しそうなことったら。朝の寒さがこちらにまでジンジン伝わってきたよ。
えっ!?
天理から石上神社までも歩いてたの?
えっ!? というか、やっぱり というか。
山辺の道は、確かに太古の昔を彷彿させる雰囲気はありますね。
(小中学生の頃の記憶ですが)
すこぉ~し、歩いてもいいかなぁという気持ちになってきました。
えっ!? というか、やっぱり というか。
山辺の道は、確かに太古の昔を彷彿させる雰囲気はありますね。
(小中学生の頃の記憶ですが)
すこぉ~し、歩いてもいいかなぁという気持ちになってきました。
しゅーるりさん☆
えへへ、楽しみにして下さってありがとうございます〜☆書く甲斐があるってもんですね!
とかいいつつ、これでもけっこう端折ってるんだけども・・・・
ぶちゃいくねこたんのほかに、ふわんふわんのロンゲ美人ねこたんもいたの。
その子は超愛想良しだったから、しばらく触らせてもらって、なごんだよ〜♪
って何しに行ったんだか(笑)
とかいいつつ、これでもけっこう端折ってるんだけども・・・・
ぶちゃいくねこたんのほかに、ふわんふわんのロンゲ美人ねこたんもいたの。
その子は超愛想良しだったから、しばらく触らせてもらって、なごんだよ〜♪
って何しに行ったんだか(笑)
明けましておめでとうございます。
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