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美味しいものと手作りと、その他もろもろ。
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「大村しげ」という人を初めて知ったのはいつだったかなあ。
京都の「おばんざい」が気になって、いろいろ読んでいるときだったと思う。
彼女の「しまつとぜいたくの間」というエッセイに出会ったのだった。
「エコ」なんて言葉がない頃から、モノも食材も、大事に最後まできちんと使い切る(始末する)生活。
でも、ここぞというとき、そして味のきめてになる調味料などにはいいものを使う。
この本を読んでから、勝手に彼女のことは、ココロの師匠と呼ばせてもらっている(笑)

祇園の仕出し料理屋の娘に生まれ、両親に京料理の味と、古くから伝わる京都の暮らしぶりを仕込まれた彼女。
雑誌や新聞に京都の料理や生活に関する文章を書いた、今で言うところのエッセイスト。
彼女の文章の何がいいって、すべてはんなりとした「京ことば」で書かれていることだ☆
読んでいるうちに、私も京都の町家で彼女と一緒に暮らしているような気にすらなってくる♪

晩年彼女は、友人に誘われて初めてインドネシアのバリ島を訪れ、その魅力にとりつかれ以後毎年のように訪れる。
朝はぶぶ漬けやないと。パンなんぞ喉を通らんし外国旅行なんて・・・と、かたくなに言っていた彼女が、バリ島に行くきっかけとなったのは「コンチキチン」と、まるで祇園祭のお囃子のように鳴る、ガムランの音色をテープで聞いたことだったそうだ!

そんな彼女が、13回めのバリ旅行中に脳梗塞で倒れ、いったん日本に帰ったものの、畳の上での車いす生活に限界を感じ、バリ島のウブッド村のコテージで、現地のアユという14歳の娘をメイドとして雇い暮らしはじめる。
そこで、書かれたのがこの「アユとビビ 京おんなのバリ島」なのだ。
(「ビビ」はバリ語で「おばさん」という意味なんだそう)

70才過ぎても、車椅子生活でも、変わらない好奇心としなやかな目線で、バリの食や芸能、その暮らしぶりを書いてある。
そのバリで亡くなってからもう8年。
一度お会いしてみたかったひと。
彼女のおかげで、ますます京都に興味が持てたように、今度はまたバリにも行ってみたくなってしまった☆



さて。
この本も、前出の「ベジマニア」も、実はブックオフで購入(^^;)
ベジマニアはほぼ半額だったけど、この本は・・・105円コーナーに!
・・・・複雑(笑)
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日ノ出町「よんふくcafe」のヘタレ店主。
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