横浜市電保存館に行ってタイムスリップ！？

昭和47年まで、横浜の主要道路には市電が走っていたそうな☆
で、実はワタシ、小さな子供の頃、その市電に乗った記憶がある。
・・・年がバレちゃうね（笑）

車体とか、細かいことはあまり覚えていないのだけれども、伊勢佐木町のヤマギワがあった通りの、畳屋さん（ってのも今は珍しいよね！）が火事になって、母とふたりで乗っていた市電が止まってしまい、外に出てその様子を見ていた・・・ってのをなぜか鮮明に覚えてるのだ。（そう、たしか看板が富士山型をしてたような）

横浜では、もうまったく影もカタチもない市電だけれども、懐かしいというよりは、なんだかすごく見直に感じるんだよね。
なんでだろ〜？って、よく考えてみたら、江の電！
腰越駅あたりから江の島駅は、未だに市電状態なんだよ。
それ見慣れてるからだ、と思い当たる。

んで、市営バスには「市電保存館行き」という路線があって、それもしょっちゅう目にするんだけど、横浜市電保存館には、今まで一度も行ったことがなかった。
特に電車マニアってワケじゃないしね（笑）

だけど最近、開港資料館とか、横浜ノスタルジアとか、昔の横浜の展示を観る機会が増えて「そういえばちっちゃい頃市電乗ったよな〜」って、ちょっと気になり始めたのですよ〜☆



中に入ると、ずらりと並んだ市電たち！
す、すごい！！全部昔の、ホンモノ！！
しかも中に入れて座ったりできるの！！
ちょっと興奮してしまった（笑）



何回も言うけどマニアではないので、車両とか年号とかに特に興味はないのだけど、ふ、古い！！
床も椅子も木でできてるよ〜！！
し、しかも扉でさえ木製！！
ひゃあ〜。。。。。三丁目の夕日だよ。。。。



ちょっと新しくなって、扉も椅子も金属になった。
でもまだ床は木製☆
市電の内部に入ると、自動的にその時代に合わせた内容が、車内放送とか乗客の会話として放送されるようになっていて、それも聞いてるのも楽しい♪



見て、これ！！
「自動ドアだから気をつけろ」とわざわざ書いてあるんだよ〜！
↑ってこんなことで喜んでるし（爆）

もっと奥のコーナーへ行くと、でっかいでっかい模型電車が走る大きなパノラマコーナーがあった。
動いてなかったけど、すごーい、と思いながら見ていると、係のおじいさんがニコニコしながら声をかけてきた。
「ちょうど昼は動いてないんだよ〜、残念だねえ」
「あ、大丈夫です〜」
と、答えつつも、ん？？

平日のまっ昼間。
ほとんど貸し切り状態。
子持ちでもない女がひとりで市電保存館。
ひょっとしてひょっとして。。。。マニアと思われてる！？（笑）

そういえば休憩コーナーの小さな子を連れた若いママふたり、
私が通ったら急におしゃべりが途絶えて、不思議そうに見てたっけ・・・（ーー；）

ま、まあいいや。
と思いつつ、入り口近くの映像コーナーで市電の歴史などを観る。貸し切り（爆）
むかしむかし、市電ができる前は、元町から本牧へ行くのは山を越えるしかなかったんだって。
代官坂とか地蔵坂とかね。
で、出来た当初は、蓮の池や田んぼの中をのどかに走る路線だったらしい(^^;)
そして、今はガスのコンビナートがデデン！と構えた間門あたり。
その頃は、キラキラ光る海が見える風光明媚な場所だったんだね♪



しばらく昔の横浜に思いをよせて、窓の外をふとみると、今は市電の替わりに頑張っているバスたちがズラリと並んで順番待ちをしているのだった☆