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先月の福寿シネマで上映された、「天空の草原のナンサ」という、モンゴルの遊牧民族の家族の生活を描いた映画。
そのときは体調不良のため観に行けなかったのだけれども、横浜キネマ倶楽部主催で、横浜美術館のレクチャーホールでも上映するというので、元町の高橋書店で前売りチケットを買って行ってきた。

バイトを終え、まだ時間があるので、これも観に行っておきたかった「シュルレアリスムと美術」を先に観ることにする。
大好きなマグリットとデルヴォーに、久しぶりに再開し、ドキドキする♪
昔々、デルヴォーの原画観たさに、ひとりでベルギーへ行ったこともあり。
あの絵の前に立つと、今居る時間も空間もすべてなくなる感覚。
何も考えずに、ただ感じたままでいることを許される心地よさ。

キリコや、ダリ、ミロ、クレー、マックス・エルンスト、アンドレ・マッソン、イヴ・タンギーなど、思ったよりもたくさんの作品が展示されていて、ううむ、これはもっとゆっくりできるときに来ればよかった、と、ちょっと後悔(^^;)


さて、「天空の草原のナンサ」は、すっっっっっっごく私好みでした(笑)
ナンサという6才の女の子と、その妹と弟、お父さんお母さん。そして犬。
本当の家族の日常生活をそのまま映して作った、半ドキュメンタリーだそうだ。
そしてリンク貼ってある(ドイツ語だけど)のを見て頂けるとわかると思うけど、モンゴルの草原がもう・・・美しいの!

6才の少女が、たったひとりで馬に乗り、お母さんに羊の放牧を任されていたり、高い崖の上とかも馬を連れて躊躇せず登っていたり。
お母さんが、小さい妹にさらに赤ん坊くらいの弟をまかせて、戻るのが遅い長女を、迎えに行ったり。
それがココでは普通なのだろうとは思うけれども、私からすると、ちょっとハラハラし通しだったけれど、その強さに、じわりと胸を打たれた。

草原には、都会にある娯楽的なものは何もなく、そのかわり、動物や植物、広大な空も星も、たくさんのものがあるのだ。
それからとても深い絆を持った家族も。

細かいところを観ていると、さらに興味深い。
お母さんがチーズを作ってる手順とか、手回しの(!)ミシンで民族衣装であるデールを縫っているところとか。
そうそう、祭壇にはダライラマの写真が飾られていて、お母さんが「オムマニペメフム」と唱えていて、ここはチベット仏教なんだ〜!と思ったこと。
プラスチックのヒシャクや、選挙カーが出てきたり、モンゴルも変わりつつあること。
でも、一番面白いと思ったのは、引っ越しのために遊牧民族の家である、ゲルを分解していくところかなあ!
だいぶ前に、椎名誠の映画でやっぱりモンゴルを舞台にした映画を観たけれど、それ以来、興味を持つこともなく、私はモンゴルに関してはほとんど無知だったということを再認識したのだった(^^;)

映画が終わり、外に出ると夜空にランドマークタワーがキラキラと輝いていた。
ココは横浜。
だけど、その上にある空は、ナンサのいる草原にも続いてるんだよな。なんて、ぼんやり想いながら帰った。
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